IT業界に転身してから2週間経ちました
IT業界未経験だった私が転職から2週間経ちました。
せっかくなので作っていたマニュアルを改良して、復習も兼ねてここ2週間で学んだことをお話しします。
最初はプロジェクト内での立場的な話や組織的な話がありました。ネットでは叩かれている多重下請け構造そのものでしたが、自分のスキルになるならば関係ありませんし、未経験の自分はそんな待遇の良い仕事ができるとは思っていませんので、全く気にしていません。
システムの特徴
仕事内容の話をする前に、システムの特徴を上げます。
ウォーターフォールモデル
システム開発では定番のウォーターフォールモデルの話がありました。ここではすべてのプロジェクトはウォーターフォールモデルに沿っていて、小さな作業1つ取ってもすべてウォーターフォールモデルに沿っています。要件定義から運用テストまでの話を聞き、自分は開発の部分を携わるわけですが、単体テストや統合テストもプロジェクトマネージャの代わりに行うこともあると言うことです。以前、テストの方法はプログラマーなら知っておくべきだと聞いていたため、興味があったので胸がワクワクです。
情報セキュリティに対するリテラシー
IT企業は情報を扱う会社のため、情報のセキュリティに対するリテラシーが高いです。前の会社はセキュリティカードなどなかったですが、ここはあります。部屋に出入りするたびにカードをかざす必要があるのでめんどくさいのですが、はじめてのセキュリティカードはITっぽいしテンションが上がります。
MVCモデル
作業を開始する前に教えていただきました。プログラムの作り方はMVCモデルに沿っています。今自分がMVCのどこの位置の作業をしているのか想像しながら作業をする必要があるとのことです。説明は理解しているつもりなのですが、やってみるとまったくわかりません。
「Action.java(View)ファイルがForm.javaにデータを渡し、Form.javaからIF.java(Model)にデータを詰めて、オペレーションID.javaを呼び出し、オペレーションID.javaがモデルを設定し、モデルがIF.java(Model)に入っているデータを使いデータベースと連携する」
難しいどころか理解不能です。理解しないと仕事になりませんが、、、
開発
お待ちかねのソースコードです。これで私もプログラマーです。しかし、まったくわかりません。先輩から教えてもらっても理解が追いつきません。もっとゆっくり教えてよと言いたいのですが、言えない性格です。説明が終わった後にググります。それでもなんとか学習しつつ、ちょっとずつ進歩は自分に感じられますが、時間が掛かりそうです。ここが分からないと業務で貢献することができないので焦りますが、焦ってもしょうがないので、会社のソースコードを解析し続けて学習あるのみです。ソースコードの見方や流れ、Eclipseの使い方、デバッグ、ビルドの方法、エラーの対応などたくさん教えて頂きました。教えていただいたことは理解している(つもり)ですが、そもそも分からないことが多すぎて、パンクしそうです。
テストをした場合はエビデンスを残さないといけません。エビデンスの作成方法や作成意義を教えていただきました。
エビデンスの作成意義
- テスト担当者がしっかりと単体テストを行ったことを証明するため
- レビュー担当者が単体テストの結果をチェックするための資材とするため
- 統合テストや納品後に障害が発生した時に理由を分析するための情報にするため
- 退行テストを同時に行っているため *退行テストはデグレ試験、リグレッションテストとも言う
エクセルで作成し、記載するデータは4種類
- ソース差分
- データのINOUT比較
- データのOUTPUT比較
- テストパターン表
自分の業務は大きく分けて開発と単体テストのエビデンス作成の2種類です。エビデンス作成は開発と比べて難しくなさそうなので、開発の勉強に力を入れて行きたいと思っています。
その他にも利用するシステムや覚えなければいけない作業がたくさんあります。
リリース、イントラネット、単体テスト起動画面、Tomcat、SQL管理ツール、帳票定義一覧システム 、資産管理ツール、課題管理ツール、ジョブ実行制御ツール
巨大なシステムなので、関係しているシステムの量が多すぎて大変です。しかし、覚えていくしかないでしょう。
覚えることは山積みですが、作業の方法など一度教えてもらえばわかるようなことはマニュアルを作り、吸収しているので自信はあります。一番不安な部分は開発なので、開発に力を入れて学習して行きます。