Amanjackのブログ

プログラミング初心者、FX初心者の成長日記

現場で使えるデバッグ&トラブルシュート Java編

現場で使えるデバッグ&トラブルシュート システム障害を乗り越えるための解析テクニック Java

 

 

読んだ感想としては、

プログラマより運用管理者とかインフラエンジニア向けな内容でした。

 

しかし、汎用的で広範囲に渡る内容なので関係者であれば何かしら糧にはなりそうではあります。

 

発行は少し古くて2010年です。

 

Java編と謳っていますが、そこまでJavaの話は出てこないないです。

 

前提知識としてJavaを少しは使ったことがある読者を想定していますが、Javaの文法をそこまで覚えていなくても問題はなさそうです。

 

Javaソースコードは第6章の一部(JUnitの部分)でしか出てきません。

 

Javaのエラー画面やソースコード以外の画面はよく出てくるので、ある程度システム開発の慣れは持っていないとついて行けないかもしれませんが。

 

  

第1章 概要 

導入の章

  • 故障が起こる原因
  • デバッグとトラブルシュートの概念
  • 基本的な流れ
  • 情報収集 問題把握 原因分析 対処

などです。

 

第2章 基礎知識 / 第3章 環境の構築

各種ツール、基本的な知識、インストールです。

 

第4章 要件定義/設計 

要件定義や設計の段階で障害を想定するのがどれだけ大事かと言ったお話と実際にどのように設計するのか説明があります。

 

第5章 バージョン管理 

SVNの使い方です。

バージョン管理もデバッグの一部だと言うことと思いますが、単純にバージョン管理の使い方が続くので知っている方は飛ばしても問題なさそうです。

 

第6章 デバッグ

この本ではデバッグをソフトウェアのエラーを修正することを意味しています。

情報収集、原因分析、修正の実施の3段階で話が進みます。 

デバッグツールの使い方を学べます。

 

第7章 トラブルシュートの全体像

この本ではトラブルシュートを、システム提供後に起きたエラー/トラブルを解決することを意味しています。 

トラブルシュートの説明はこの章から9章までの3章しかありませんが、多くのページ数が割かれているので、ここからがこの本のメインとなるでしょう。

 

 

第8章 トラブルシュート〜問題把握〜 

ハードウェアやミドルウェアを解析する上で必要な情報の説明が多いです。

 

第9章 トラブルシュート〜原因分析〜

ハードウェアやミドルウェアを解析するためのCPUやメモリなどの動作状況のログの見方です。

 

巻末 情報収集/集計で使えるツール

各種ツールの説明があります。

 

感想

正直、デバッグまでの道のりが長いので、第6章まで読み飛ばしても問題ないかと思います。

 

ピンポイントにデバッグとトラブルシュートを教えてくれる本ではなく、広範囲に渡って教えてくれる本なので、自分にとってはすでに知っていたために不必要な項目が多かったです。